山田 光泰

MITSUYASU YAMADA

▶ 医師 / 山田 光泰

ニッポンの医療は、
もっと身近なサービスになれる

interview

専門医の臨床経験を生かし、
次なる医療のしくみを模索

大学を卒業後、大学病院等での研修を経て産婦人科専門医を取得。大学病院や総合病院で周産期医療や婦人科手術、生殖補助医療など幅広く臨床業務に従事しました。そこでふれた社会課題に対して、行政施策に解決の糸口があると考え、大学院を休学し厚生労働省に出向。医系技官として、不妊治療の保険適用化や、出生前診断の適正化など、母子保健施策の推進に携わりました。その後、ITを活用した医療現場の効率化、および医療アクセスの向上を実現すべく、2021年にリンクウェルに入社。オンラインの新規事業の立ち上げ、専門医として医療コンテンツ監修、TikTok性教育チャンネルへも出演しています。

これまでの医療機関にない
サービスを創出したい

従来型のクリニックや病院には、敷居の高さや通いにくさ、非効率なシステムによる待ち時間の長さといった課題があります。業務のなかで、臨床現場におけるオペレーションの課題を即座に検知して改善したり、身近なメディアへの情報発信をしたりして、正確でわかりやすい医療情報の提供や啓発に取り組んでいます。こうした医療現場の効率化・デジタル化、情報発信を通じて、病院をより身近なもの、必要な時にいつでも気軽に相談できて不安を解消できる場所として定着させたいと考えています。また、これまでの医療機関の概念にとらわれず、オンライン診療インフラやビッグデータの有効活用も課題です。国民全体のヘルスケア向上、医療経済の健全化を目標として掲げ、これまでにない全く新しいメディカルサービスの創出を実現したいと考えています。

患者さんの目線に立つことで
課題を見える化

直接患者さまにふれる医療現場でも、そうでないバックヤードでも、常に患者さまの目線に立って考えることを大切にしています。どのような問題点・課題があるのかを探し続け、捉えたイシューについての解決策を多職種で議論できる形に素早く“見える化”することを心がけています。また、課題解決に際しては、実際に自分の手で1からシミュレーションを実行。一つ一つのステップを丁寧に確認しながら、確実にオペレーションを組み上げることを大切にしています。新しい医療サービスを検討する際には、明確な医学的根拠を大前提とし、安全安心の確実な担保を最優先に考えています。

ストレートに意見交換できる
風土がある

コロナ禍で大半の社員がリモートワークをしているなかでは、対面でのコミュニケーション機会が得られにくい状況です。しかし、そんななかでも会社としての方針、方向性が都度明確に共有されているので、共通目線を持って仕事を進めることができます。また、役職や入社年次等に関係なく社員間でストレートに意見交換ができる風土が醸成されているのも当社のよさ。プロジェクト進行において無駄な確認作業が少なく、本質的な議論に集中できる環境が整っていると感じますね。